今回気に入ったのは以下の作品です。
No.63『鬼竜島戦記』
作者である雪見大介さんの作風は好きで、今回も怒濤のオープニングから
ワクワクとした冒険気分を味わえます。
舞台は島ですが、磯というより昭和の香りが感じられ、
レジスタンスには古き良き時代?のゲバ棒を持った戦士たちが想起されました。
そういう意味で、ノスタルジーにもあふれる貴重な一品でした。
No.24『ゴルガン』
序盤からキャラの選別(命の選別とも)に直面し、戦闘の緊迫感も相まって
特別なエピソードはなくても仲間との一体感を得られる、
そしてそれが没入感を高めてくれるというRPGのエッセンスが見事に凝縮された作品です。
メンバーが増えたとき、男キャラは切り捨ててもいいかな、と不埒な思考で
血を啜りにいったところ、彼らの器のデカさ、性格イケメンっぷりに猛省を促され、
戦力としてパートナーに指名せざるを得なかったのはなかなか心憎い演出でした。
昨今のゲームは余計な装飾が多く、煩わしさも感じていた自分にとって
『ゴルガン』という作品はまさに過不足ない、理想的なゲームとなりました。
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