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執筆者の写真spleen

第13回ウディコンについて

今回気に入ったのは以下の作品です。


No.63『鬼竜島戦記』


作者である雪見大介さんの作風は好きで、今回も怒濤のオープニングから

ワクワクとした冒険気分を味わえます。

舞台は島ですが、磯というより昭和の香りが感じられ、

レジスタンスには古き良き時代?のゲバ棒を持った戦士たちが想起されました。

そういう意味で、ノスタルジーにもあふれる貴重な一品でした。


No.24『ゴルガン』


序盤からキャラの選別(命の選別とも)に直面し、戦闘の緊迫感も相まって

特別なエピソードはなくても仲間との一体感を得られる、

そしてそれが没入感を高めてくれるというRPGのエッセンスが見事に凝縮された作品です。

メンバーが増えたとき、男キャラは切り捨ててもいいかな、と不埒な思考で

血を啜りにいったところ、彼らの器のデカさ、性格イケメンっぷりに猛省を促され、

戦力としてパートナーに指名せざるを得なかったのはなかなか心憎い演出でした。

昨今のゲームは余計な装飾が多く、煩わしさも感じていた自分にとって

『ゴルガン』という作品はまさに過不足ない、理想的なゲームとなりました。


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